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家づくりのプロが語る!築10年から考える修繕プランと相場情報

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家づくりのプロが語る!築10年から考える修繕プランと相場情報

2024/12/12

家づくりのプロが語る!築10年から考える修繕プランと相場情報

築10年で家に必要な修繕とは?

築10年目が節目となる理由

 新築一戸建てや注文住宅において、築10年目は重要な節目とされています。その理由の一つは、法律に基づく瑕疵担保責任の保証期間が10年であるという点です。これは、家の柱や梁、基礎など構造的に重要な箇所について、引渡しから10年間、重大な欠陥があれば修繕の保証がつくもので、その期間を過ぎると修繕費用が自己負担となる可能性が高まります。また、10年経過すると外壁や屋根、設備が劣化し始めるため、10年目での点検とメンテナンスが推奨されているのです。

主な修繕が必要な箇所一覧

 築10年目では、主に以下の箇所がメンテナンスや修繕の対象となります:

1.外壁と屋根:外壁のひび割れや塗装の剥がれ、屋根の色あせやひび割れ。劣化が進むと雨水の侵入リスクが高まります。
2.シーリング材(コーキング):窓枠やサイディングボードの隙間等に使用されたシーリング材の劣化。これも防水性能が低下する要因です。
3.水まわり設備:トイレやキッチン、浴室などの劣化や動作不具合。10年が経過すると、ゴムパッキンの劣化や水漏れが生じることもあります。
4.ベランダやバルコニー:防水性能が低下し、ひび割れや水溜まりが確認される場合があります。

これらの箇所を重点的に点検・修繕することで、大きな費用がかかる事態を未然に防ぐことができます。

点検から修繕に至るまでの流れ

 築10年目の点検への流れは以下の通りです:

1. 事前予約:施工業者やメーカーに10年点検を申し込みます。
2. 点検実施:外壁、屋根、内装、水回りなど、目に見える劣化や不具合を確認します。
3. 修繕提案:点検結果をもとに修繕プランを提案されます。この際、劣化している箇所とその修繕費用の見積もりを提示してもらいます。
4. 修繕実施:提案内容を確認し、費用やスケジュールを検討した上で必要な修理を実施します。

 このプロセスに従うことで、住宅の再劣化を防ぐメンテナンスが可能になります。特に新築時からきちんとしたスケジュールで点検・修繕を行うことが、長く住み続けるための秘訣と言えます。

無償点検サービスの活用方法

 注文住宅を手掛けた施工業者の多くが、10年目の無償点検サービスを提供しています。これを活用することで、費用を抑えながら住宅の状態を把握することが可能です。

 無償点検では主に外壁や屋根、防水箇所の状態を確認します。例えば、積水ハウスなど一部の施工会社では無償で外部の点検を行うものの、内部点検が含まれない場合もあるため、事前に点検範囲を詳細に確認しておくことが重要です。また、この無償点検時に修繕が必要と診断されても、施工が有償となる部分もあるため、見積もりを含めた費用感を確認しましょう。

修繕を怠るとどんなリスクがある?

 築10年目で必要な修繕を怠ると、以下のようなリスクが高まります:

1.建物の劣化加速:外壁や屋根などの劣化を放置すると、雨水が建物内部に侵入することで、断熱材や柱にまで影響が及び、修理費が高額になります。
2.修理費用の増加:早めにメンテナンスを行えば小額で済むものが、損傷が拡大することで大規模な修繕工事が必要になり、かかる費用が跳ね上がります。
3.住宅寿命の短縮:住宅寿命が短くなることで、資産価値が低下し、早めの建て替えが必要になったり、売却時の価格も下がったりする可能性があります。

 これらのリスクを防ぐためにも、新築一戸建ての場合、10年目を一つの区切りとして点検・修繕を徹底することが重要です。

修繕の具体的なプランとスケジュール

築10年〜20年で必要なメンテナンス

 新築から10年目を迎える住宅は、外観や設備が徐々に劣化していく時期です。このタイミングで適切なメンテナンスを行うことで、その後の10年も快適に暮らせる環境を維持することができます。特に外壁や屋根の塗装、シーリングの打ち替えは重要で、放置すると雨漏りやカビの原因となります。また、内部では水まわりの設備に不具合が出始めることが多く、点検・修繕が必要になります。こうした作業の費用相場は、50万〜150万円程度が一般的ですが、メンテナンス箇所によって変動するため、全体の予算計画が重要です。

長期的な修繕スケジュールの立て方

 住宅の修繕は、定期的なスケジュールに基づいて確実に行うことが求められます。一般的には、「新築後10年目、20年目、30年目」のように10年周期でメンテナンスの計画を立てます。たとえば、10年目には主に外壁や屋根の修繕、20年目には水まわり設備の更新や内部リフォーム、30年目には大規模修繕を検討します。また、長期的な住宅維持を考える場合は、可能な範囲で余裕を持った費用計画も大切です。

家族構成やライフスタイルを考慮したプランニング

 修繕プランを立てる際には、家族構成やライフスタイルも重要な要素です。一人暮らしや夫婦のみの生活と、子どもがいる家庭では生活スタイルが異なり、利用頻度が高い設備や部位も変わってきます。例えば、子どもが遊び場として使うリビングや庭は、より頻繁な点検やメンテナンスが必要です。また、将来的な家族構成の変化を見据えて、修繕プランに柔軟性を持たせることも賢明な対応といえるでしょう。

修繕のタイミングを判断するポイント

 修繕のタイミングを正確に見極めることは、余計な費用を抑え、住宅の資産価値を守る上で重要です。まず10年点検を活用し、外壁や屋根の傷み具合、内部設備の状態を確認することが基本です。たとえば、外壁にチョーキング現象が現れた場合や屋根に色あせやひび割れが見られる場合、この時点で適切な修理を行うことで、劣化の進行を食い止めることが可能です。さらに、日常生活の中で「水漏れ」や「床鳴り」といった小さな異常が見つかった場合も修繕のサインと考え、専門業者に相談することが大切です。

優先順位をつけるコツ

 複数の修繕が必要になった場合、費用負担を軽減するためにも優先順位をつけることが効果的です。基本的には、安全性に直結する外壁や屋根の修繕が最優先です。次に、日常生活に直接影響を及ぼす水まわりや設備機器の修理を考えます。一方、内装の変更やリフォームは後回しにしても問題ない場合が多いです。加えて、費用面では住宅全体の修繕スケジュールを考慮し、一度にまとめて行うことでコストを抑える方法も有効です。

修繕の費用相場とその内訳

外壁・屋根の修繕費用相場

 新築から10年ほど経過すると、外壁や屋根に劣化が見られることが一般的です。外壁塗装の塗料が古くなるとチョーキング現象が発生し、防水性や美観を損ないます。また、屋根のひび割れや色あせも進行しやすくなります。このため、築10年目の点検時に外観の状態を確認し、必要に応じて修繕を検討することが重要です。外壁塗装の費用相場は80万~120万円、屋根修繕を含めるとさらに10万~40万円程度が必要になる場合があります。

内装の修繕費用と選べる仕上げ

 築10年目を迎えるころには、内装部分にもメンテナンスが必要となることが多いです。例えば、クロス(壁紙)の汚れや剥がれ、床材の傷などが目立ってきます。壁紙の張り替えは1㎡あたり1,000~2,000円が相場ですが、広い面積が必要な場合は20万円前後になることもあります。また、フローリングの補修や張り替えも状態に応じて検討が必要で、材料や仕上げ方法によりますが工事費用は10万~50万円程度かかることがあります。

設備機器の更新費用目安

 住宅の設備機器も築10年目に差し掛かると劣化が見え始めます。特に給湯器、エアコン、キッチン設備などは寿命が短めで、交換や修理が必要になることがあります。給湯器の交換費用は約15万~30万円、エアコンは1台あたり10万~20万円程度が目安となります。また、トイレや洗面台の交換は10万~30万円程度と見積もられることが多いです。これらの設備更新は快適な生活を保つためにも適切なタイミングで行う必要があります。

コスト最適化のための業者選び

 修繕費用を抑えるためには、適切な業者選びがポイントです。複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を行い、価格だけでなく施工内容や保証期間も比較することが重要です。また、地域密着型の業者は大手に比べて費用が抑えられる場合があります。口コミや実績を参考に信頼できる業者を選ぶことで、質の高い修繕を行いながらコストを最適化できます。

修繕費用を抑える工夫

 修繕費用を抑えるためには、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが大切です。早期の点検と修繕は、大規模な修理を防ぎ、結果としてコストを削減することにつながります。また、住宅メーカーが提供する無償点検サービスを活用することで初期的な費用を節約できます。そのほか、自治体の補助金制度やキャンペーン情報を利用することで、一部費用の負担を軽減することも可能です。

長く住むために必要なメンテナンス計画

日々のメンテナンスで延ばす住宅寿命

 住宅を長持ちさせるためには、日々のメンテナンスが欠かせません。特に新築から10年目を迎えた家では、日常的なお手入れが住宅の寿命に大きな影響を与えます。具体例としては、屋内では床や壁の定期的な掃除、屋外では外壁や屋根の汚れ除去や雨どいの詰まりを防ぐための清掃が重要です。これらの小さな取り組みを積み重ねることで、大きな修理費用を抑えることができ、家の状態を良好に保つことができます。

資産価値を維持するための取り組み

 住宅は購入後のメンテナンス次第で資産価値が大きく変わります。例えば、10年点検を欠かさず受けることや、それに基づいて必要な修繕を行うことで、家の劣化を最小限に抑えることができます。また、外壁の塗装や屋根の補修といった外観部分の改善は、家を美しく保つだけではなく、住宅の資産価値の維持や将来的な売却時にも有利に働きます。こうした取り組みを長期的に計画することが大切です。

メンテナンス契約と保証延長のポイント

 住宅の点検や修繕を定期的に行うためには、メンテナンス契約や保証延長サービスを賢く利用することが効果的です。新築一戸建てや注文住宅では、工務店やメーカーが10年目以降の保証延長サービスを提供していることが多いため、10年点検を受けた際にこれらの契約内容を確認すると良いでしょう。また、保証延長を選択する場合は、適用範囲や費用負担をしっかり確認し、必要なタイミングで契約を更新することで、想定外の修理費用を抑えることができます。

将来を見据えたリフォームとの違い

 メンテナンスとリフォームは似ているようで目的が異なります。メンテナンスは、現在の住宅の状態を良好に保つために必要な修繕や保守作業を指し、住宅寿命を延ばすために行われます。一方で、リフォームは住む人のライフスタイルや家族構成の変化に応じて、住宅を改修したり機能を追加したりするもので、新しい価値を加えることが目的です。特に築10年の家では、まずは点検や修繕を優先し、長期的な計画の中でリフォームを検討することが賢明です。

家族で共有する住宅維持の意識

 長く住める家を維持するためには、家族全員で住宅維持の意識を共有することが重要です。定期点検の時期や修理が必要な箇所を理解し、メンテナンスのスケジュールを家族で話し合うことで、住み心地の良さを全員で維持できます。また、子どもたちにも「家を大切に使う」という意識を持たせることで、故障を未然に防ぐとともに、家への愛着を育むことにもつながります。こうした意識を家全体で共有することが、住宅寿命を延ばす鍵となります。

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